在独17年Aさんのドイツ語勉強法1
今回は私の友人であり、17年ドイツで生活しているAさんからドイツ語について書いていただきました。
Guten Tag.こんにちは。
30歳手前で渡独し、私にとっては未開の言語、ドイツ語学習を開始しました。
悔しい思い、うれしい思いをしながら、ドイツ語とともに在独17年目のの生活を送ってます。
数年前に、私自身の語学習得経験、あるいは、まずい経験を生かせないかと、ドイツ語講師をはじめました。
そんな中で、ドイツ語学習に関して思うこと、これから三部にわたって、書いていきたいと思います。
まず、第一回目は、発音すること。
ドイツ語の読み方は、ローマ字を読める人なら、比較的簡単に理解できます。
なぜなら、ドイツ語の大部分は、ローマ字読みだからです。
ただし、日本語にはない発音方法があります。
例えば、「ラ」です。カタカナでドイツ語発音をこのように表されているものに、
「la」「ra」があります。ドイツ人の耳には、この2つの音は、違う音です。
「ra」のほうが、「la]よりも、舌が奥に引っ込んでいていて、巻き舌に近くなります。
実際、私の住んでいる地域では、「ra」の音が、巻き舌が入っているので、はっきり聞き分けられます。
あと、大聖堂で有名なケルン“Koln“ですが、私がカタカナ表記をそのまま発音した時、ドイツ人に理解されませんでした。
ドイツ語独自の文字、ウムラウトというのがありますが、ウムラウトには、A,U,Oと、3つあります。
Aは Aと Eの中間の音, Uは Uと Eの中間, Oは Oと Eの中間を目指して発音してみてください。
上記の例のように、カタカナ表記でドイツ語発音が書かれていますが、それでドイツ人相手に理解してもらえないことが時々あります。
それは、そのカタカナ表記でしか、ドイツ語を表せないという問題があります。
実際、ドイツ人に理解してもらえない単語があったら、その単語を書くなり、スペルをいって、ネイティブの方からの発音を耳で吸収し、
自分の口で、ドイツ人が理解できるようになるまで発音を練習してみて、「ドイツ語の口」を作っていってみてください。
では、また。
Tschus 「チュース」