ドイツ語の発音のポイントを4つにまとめてみた
発音のルールを簡単にまとめてみた
入門ドイツ語の参考書を開けると、発音の項でズラッと説明があります。
まだドイツ語を始めたばかりで概要がつかめていない人にとっては、現実離れした理論に聞こえませんか?
沢山の決まりがあって、このアルファベットは語の始まりに来ればこう読むが、その次に子音がきたらこうで母音がきたらこうなど、難しいですよね。
説明されている論理は確かに正しい訳ですが、ある程度ドイツ語が喋れるようになると自然とルールは身についていきます。御心配なさらないように。
また、一通りのルールがしっかり頭に入っていたとしても、いざ喋ってドイツ人が問題なく理解してくれるまでには少々時間がかかります。
焦らないでください。
発音に大事な4つのポイント
1.まずは簡単なウムラウトの発音から
※アルファベット表記していますが、すべて上に記号があると思ってくださいね
A
アーの口をしてエと言いましょう。
O
オーの口をしてエと言いましょう。
U
ウーの口をしてイと言いましょう。
日本人はウムラウトの発音が得意とも言われています!
ボルクスワーゲンではなく、フォルクスヴァーゲン
Volkswagenという車のメーカーは、
正式にはボルクスワーゲンではなく、
フォルクスヴァーゲンと言います。
ドイツ語では、Vはフォ、ファの発音になり、Wはヴェー、ヴァの発音になります。
チでもクでもないCHの発音
CHはチでもクでもなく、日本語には無い発音の仕方で、
のどの奥から出すヒに似た音ですが、hiと伸ばさずにあくまでも母音がついてこない消える音です。
Ichはドイツ語で私を意味し、何よりも初めに学ぶ単語でしょう。
これは、イヒ(IHI)ではなく、イッヒ(IH(I))と発音します。
日本人最難関PF
PFも日本人にとっては難しい発音の一つです。
エディーマーフィーというアメリカの俳優がいますね。
彼の名前はEddie Murphyと書き、マーフィーの中にPが入っています。
はっきりとは聞こえない音ですが、英語ネーティブにははっきりと区別がつく音です。
これと同じで、ドイツ語のPFの例としてパイプを挙げましょう。
パイプは、Pfeifenと書きます。日本人は初めはファイフェンと発音するケースが多いでしょう。
言語学的にPFと子音が二つ続く発音が日本語にありませんので、発音出来なくて当然です。
PFの発音を練習する際に、口の前に紙をおきましょう。ファイフェンと言っているうちは、紙が揺れません。
唇をとがらしてプの形をしながらファイフェンがいえるようになったら、いつか紙がフーっとなびきます。
その時の感覚を忘れないでください。
音としてはっきり聞こえないPですが、Pをちゃんと無声発音しないと正しく理解されませんのでご注意を。
以上、発音に関する4つのポイントでした!!